Etsuo Doi

パートナー

Overview

土井悦生は、フォーリー&ラードナーLLPのジャパンプラクティスグループ全体の共同代表パートナーである。東京オフィスを本拠としつつも、当事務所海外オフィスとの間を頻繁に行き来しながら、クロスボーダー案件に従事する。フォーリー&ラードナーに所属する以前は、他の米系国際法律事務所のパートナー(知的財産部門及びコーポレート部門)であった。

土井のプラクティスは、エネルギー関連案件を含むクロスボーダーのコーポレートM&A案件及びクロスボーダーの知的財産権関連案件を中心とする。日本の多様なクライアントの海外案件につき、海外の弁護士チームを組成し、日本のクライアントの利益を最大限実現すべく強力なリーダーシップを発揮してきた。また、殆どネイティブな英語力、日米の法制度に関する豊富な経験と比較法的理解を生かし、外国のトップ企業のクライアントから絶大な信頼を得て、日本への投資案件につき、様々な助言を行ってきた。

土井はまた、1990年末から2000年初頭のインターネットビジネス草創期に日本の弁護士として国際的インターネット・ベンチャー企業の立ち上げに参画し、法務とビジネスのいずれをも社内で実際に経験したほとんど唯一の存在である。米国イーベイ・インクのアジア進出のアドヴァイスをIPO直後の1999年初頭より行い、後に同社社内弁護士及びイーベイ・ジャパン株式会社チーフリーガルカウンセルを経験した。イーベイでは、メグ・ホイットマン(元イーベイ社長)やスティーブ・ウェスリー(元イーベイ上級副社長、元カリフォルニア州政府最高財務責任者 (2003-2007))らと直接アジア戦略を検討し主要なビジネス交渉に同席するなど、世界の代表的インターネット企業において法務とビジネスを兼務していた。

土井のプラクティスは、日本企業を代理した海外知財案件及びコーポレートM&A案件、並びに、海外クライアントの日本投資案件を二本の柱とする。

知的財産関連案件

半導体を始めとするエレクトロニクス関連のグローバル特許訴訟を相当数手がけてきており、その殆どにおいて日本サイドを代理してきた。担当した案件には、ITC手続、カリフォルニア北地区裁判所、テキサス東地区裁判所等があり重要な米国裁判所における経験を有する。リーディングテクノロジー企業間の国際包括技術ライセンス案件(日本企業サイドを代理)、米国におけるHDD事業買収案件、大手自動車会社やエレクトロニクス企業等を代理したパテントトロール案件なども含まれる。

エレクトロニクス関連以外でも、ノーベル賞を受賞したバイオテクノロジー発明に関する諸特許をめぐる国際ライセンス紛争で日本部分の中心的弁護士の一人を務め、日本の主要製薬会社の海外進出案件や新薬を巡る紛争案件を手掛けるなど、製薬、バイオ関連の国際知的財産案件にも豊富な経験を有する。ノーベル賞学者がリーダーを務める国家予算のからむ大型研究開発プロジェクトに関わるライセンス交渉なども主任として担当する。

特許紛争やライセンス交渉においては、被告サイドのみならず、原告サイドで日本企業の権利行使に関し助言も行ってきた。また、日本のリーディングテクノロジー企業に国際知的財産戦略構築に関するアドヴァイスも行ってきている。また大型国際独占禁止法(カルテル)案件やFCPA調査案件において、日本企業を代理してきた。

コーポレートM&A関連案件

土井は外国企業に対する日本法アドヴァイス及び日本企業の外国案件のいずれにおいても、以下を含む様々な実務経験を有する。

  • 大手日本製薬企業のアメリカベンチャー企業への大型研究開発投資案件(本件はM&A Advisorより2014年のM&A deal of the yearにノミネートされた。)

  • 日本の大手通信企業を代理した複数のアメリカ企業買収案件

  • 大手日本製薬会社を代理した約10億ドル規模の買収案件の知財DDを担当

  • ニュージーランド企業を代理して、日本大手企業のソーラービジネスの大型買収案件の知財DDを担当

  • 最大手米国スーパーマーケットによる日本の大手デパートのTOBに関する買収側主任代理人の一人

  • オーストラリアの液化天然ガス長期供給プロジェクト

  • 大手日本企業間のTOBに関するターゲット側独立委員会を代理

  • 日本の大手商社を代理したシリコンバレーのナノテク企業の買収案件

  • 日本・大手医療機器メーカーを代理した米国人工臓器メーカー買収案件

  • 大手米国通信企業による日本国通信サービス会社の買収案件

  • 日本の大手金融機関と海外の投資銀行間の事業買収案件

  • 半導体製造工場建設関連ファイナンシング案件

  • 中東国家関連企業との長期液化天然ガス供給契約案件(日本企業サイドを代理)

  • 米国の主要IT企業の事業整理に伴う日本関連企業、資産の売却、統合案件

  • 外国系投資ファンドの事業売却案件

  • 米国のリーディングインターネット企業の日本進出にあたっての合弁事業案件

  • 米国で脚光を浴びる電気自動車ベンチャーの海外進出に関する諸案件

  • 海外の美術館の日本でのブランチの設立案件

  • 国内外の化粧品会社の新ブランド商品に関する合弁事業案件

  • イタリアの有名ファッションブランド企業の日本企業との合弁事業再構築案件等様々な国際ビジネス案件

土井は、様々な公的役職を歴任し、また、在日米国商工会議所のリーダーシップコミッティのメンバーとして企業内弁護士委員会副委員長も務めた。日本で教育を受けた日本人が米国トップ企業のエクゼキュティブに混じりこの職責を担うことは珍しい。日本国の電子商取引法に関する草分けであり、我が国における電子商取引に関する準則の起草者の一人でもある。個人情報保護法やグローバル企業のプライバシー規制も専門としており、個人情報保護有識者会議の監事を務める。専門分野につき国内外の様々な会議でスピーカーやパネリストを務めている。法律論稿も日本語英語とも多い

土井はまた、テンプル大学日本校の理事であり、かつ同ロースクール准教授である。これまで、比較知的所有権法、知的所有権権利行使手続の比較法的検討、東西交渉学等の諸講座を担当し、英語で講義してきた。その他明治学院大学、日本大学、早稲田大学を含む日本の複数のロースクール、ビジネススクール、大学院等でも教鞭を取ってきた。大阪大学産業科学研究協会の法務アドヴァイザリーボードを務め、知財戦略の講義も担当した。

土井は、様々な第三者機関より、(M&Aを含む)国際取引分野及び知財分野において、高い評価を得ている。たとえば国際ビジネス法務(International Business Transactions)の分野で、国際的に権威あるBest Lawyers®に日本部門創設以来毎年連続して選出されている数少ない日本国弁護士の一人である(2009~2014)。また、Legal 500誌においても、コーポレートM&A部門及び知財部門のそれぞれにおいて例年特記されている。Leading Lawyer 100 Asia Pacificにおいてもアジアのトップ弁護士の一人に選出されている(知財部門, 2012, 2013)。The World’s Leading Patent Practitioners 2012

~2014年 (IAM Patent 1000) に、特許ライセンス部門(うち日本国弁護士数名のみ)及び特許訴訟部門(うち日本国弁護士数名のみ)に連続して選出されている。The World’s Leading Patent & Technology Licensing Lawyers (IAM Licensing 250) (2010年~ 2013年)にも数少ない日本国弁護士として連続して選出されている。Asia IP Expert 2014にも、litigationとfranchisingの2部門で選出されている。

日本国弁護士であると同時にニューヨーク州弁護士資格を有し、また日本国弁理士でもある。英語と日本語のいずれにも堪能である。

Insights

Guide to U.S. Discovery for Japanese Businesses
04 March 2013
Guide to U.S. Discovery for Japanese Businesses